デニム・ブルーママン15の12

 人様の楽曲を弾くことと、自分みずから作った楽曲を弾くことは全く違うことをこの頃学んだのだとすればそこをどう論点として飛躍出来るか?っていうとこれも書籍と酷似です。みんなはいい本に巡り合って衝撃や感動を貰って暫くぼーっとしていることってあるでしょう。しかしそういう本を自分も書いてみたいな!!ってなることはほぼないです。私自身がそうだったからよく分かる。いいものは永遠で誰もが琴線にも触れるきっかけを持っている。世界共通といってもいいでしょう。いいな・・・って思っても先まで一歩を踏み出す人は百人中3人くらいかな?って。普通は読書感想文を書かせて教師としての役目は果たした・・・ってなるけど、その本を出版したい!!ってなる人物っていうのは学校全体生徒達の中でも極めて少数派と言ってもいいでしょう。なぜ、そこに至れないか?っていうと才能の評価です。賞を獲らなきゃいかないでしょ?面倒くさいとか、実際にみんなに披露がなされても肝心の人気は?買う人はいるのか?も評価の対象になっていく。そこまで煎じ詰めるとその薬も、用を足さないのでは?って思えてくる。飽きっぽいのが人間の習性には頑強にあるからです。作家が生まれるまで・・・そして作曲家が生まれるまで・・・を想像してみるとかなりの時間の蓄積を見てしまうので容子の場合はかなり速く見出されていたことが目を見張るのです。15歳で作曲した真珠貝のメロディがヤングギターという雑誌で佳作に入ったことがあるのです。