ルビー・ウーマン1078

 あれほどにバイデンに諭されても、中立を選んだインドのモディに、あたしは刺激を受けた。本当の心を隠しているから魅力的ではなく、この手のポピリュリック(新語で全部を背中リュックに入れ込むこと)がインドではお国柄、赦されているのでは?って一瞬思ったからである。なぜ、そういう器用な真似が出来る?って皆も変な感じを持っただろう。信用に値しない・・って思うから行き詰まる。反対もしないし支持もなし。そこは本当に、これからの勢力地図を大きく塗り替えるだけに我々の覚醒と猛省も必要な場面だと思う。妄想と、概念は構築根底は実は同じ。そこはプーチンが示してくれた。みんなが妄想は、精神病の一種だと誤解している点からまずは脱却しないといけない。芸術家の仕事を長らくやっていると、妄想と想像の2つを区別しているボーダーが一瞬透明になることがある。そこまで極めた人物が出てなかったことで、世界中の人がプーチン催眠療法にかかっている状態であることがまずシビアな問題点として挙がる。報道が崩壊しているロシアを例に取ればすんなりわかる。ロシアが報道する能力をよしんば持っていなくとも、インドは組みたいのだ。これは本能で、妄想ではない。だから創造に紐付けされルール化されていく。モディ首相も心の中で必ずや持っている。開かずの間(ま)に今は緊急でしているが、この方の、思想は善で、それに輪を掛け、ほとばしる柔軟性がある。善悪のけじめの部屋はなくなったわけではない。複雑怪奇だが、中庸を取って思想を構築する国が続々出て来る。恐ろしい地球支持基盤をこれから構築していくことだろう。