ルビー・ウーマン1057

 昨日は俺たちは天使じゃない・・を見て笑い転げてしまった。確かにニール・ジョーダン監督も凄いし、あたし個人ではあの教会の一番偉い神父を演じたホイト・アクストンが大好きになった。調べたら、随分前に亡くなっていて残念だった。61歳は若すぎる。音楽家だったみたい。ふっくらした神父の笑顔が演技ではなく地のまま。当たり役!!ってそう確信したのです。そして若い修道士を演じたジョン・C・ライリーがカワイイ…最後は、ショーン・ペン演じるジミーと恋仲になっていった二人の成り行き・・・あたしは美しい!!ってそう思った。なぜなら1989年の映画で33年前、まだ、男と男の仄かな友情は口外してはならぬ!!っていう風潮はアメリカでもあったのでは?って思いを馳せる。今みたいに堂々とそれこそ、今そこにある未来2034のダニエルとビクターみたいな描写は当時はご法度。でも仄かな関係にとどめた点で評価をしていい。ショーン・ペンは当時から演技力が半端なくそして、素人でありながら最後のスピーチ見ましたか?あれほど、宗教の本音を網羅したスピーチは聞いたことがない。つまり、みんなが、アメリカの人々でさえ、完全なものはない・・・っていう奥底の疑惑は持っているわけで、あたしがこれからキリスト教に入信するときも、きっとこの映画は参考になる。みんなの切ない思いがひしひしと伝えわって来て、ロバート・デニーロが製作総指揮に入ったことで面白さが倍増したこともわかったのです。1955年の同作品も気になる。是非観たい。ハンフリー・ボガートが出ている。スターチャンネルに見比べシネマが今開催中。比較しながら味わいたい。

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