アクアマリン・マン26

 とうとう2022年も間近に来て早いもので師走だ。僕の心にも遅ればせながら淡い達成感がある。極めて大事なことは中々その時点では気が付かない。昨日と全く同じような精進で収まるべきは僕等の日常ではあるものの、若干、違いを余儀なくするのは創作の現場だろう。それを分からず、僕は伴侶を追い立ててしまった。極めてちぐはぐな感覚に遭遇しただろう。あやつが可哀相に思えてくる。僕等は確実にそれが分かって来た。ごろごろしているようで模索し格闘しているあやつを、今の僕なら理解は出来る。昨日と同じ仕事で許されるのは僕等でも、あやつの概念では全く違う。又もや大きく羽ばたくことが、悲願にある。そうでないと成就が不可能なのだ。温かく見守ろう。きっとやり遂げてくれる。