ルビー・ウーマン970

またもや監督の勇気が漲る映画に巡り会うのに、子供に見せられない。舞台は1880年代のアメリカの西部。主人公はメキシコ人を人間狩りして捕まえ、今度は逃して射的にして、弄んだ挙げ句、殺していた。残酷シーンが突出していて、特に、頭の皮をナイフで剥ぐシーンは大人でも正視出来ず、婆さんの私でさえも恐ろしさで震えた。ある決闘という映画、セントヘレナの掟だ。ウディ・ハレルソン演じるエイブラハムと正義漢の塊、リーアム・へムズワースが演じるデビッドが決闘し、手に汗握る演技で魅せてくれたが、このニセの教祖に心を奪われた嫁の弱さにはがっくりくる。あんなに勇気ある旦那がいてよろめくのはおかしい。理解出来ない。鬼嫁でも、この嫁マリソルはメンタルヘラヘラの部類に入る。最後は決闘の現場に嫁が助けに来て、銃で決着をつけてくれて、ありがとうって思って見たら違う女性で二度がっくり来た。それでも、夫は嫁を思うのか?あたしには疑問符だけしか残らなかった。みんなの意見を聞きたい。