アクアマリン・マン17

 大谷を阻むのは打てないではなく、打たせない。相手は姑息とか、僕には思えない。誰だって投手は打たれたくないし、チー厶だって監督だってそうだ。大谷は自分が大リーグの怪物であることを、アメリカに来て四年掛かって悟ったのだろう。この四球の多さ、申告敬遠の山は異常ではあるが、僕はなんら不思議には思えない。4年といえば大学に入学して卒業するまでの4年だったとそう思えばいい。ただこれは苦言にはなるがマドン監督はこれで終わりにした方が良いと個人的に思う。逆に言うと今はトラウトの方が弁は立つ。彼を選手兼任監督にすれば来季は期待出来る。今年のマドン監督は全く生彩を欠くばかりで、まるで、ぶら下がりの記者風情にあったこと…ファンの目にも明らかだった。