僕は２つの映画を比較して、結婚後の浮気がどんなに恐ろしいのかを計らずも掘り返してしまう。美しい4日間の思い出で収めたマディソン郡の橋の二人とは相反する映画を今朝は鑑賞し、心底、恐ろしくなる。夫の嘘八百だ。一回だけの浮気と妻には報告する。この手の嘘はほぼ全員の男は常習犯。やばくね？今こそ戒めたい。悔い改めたい。監督はしかし、凄い人物だと思う。エイドリアン☆ライン監督。一回は風呂の中に頭を沈められて死んだかに見えたのに、浮気相手は飛び上がり、再び襲い掛かってくる。大人しいはずの妻は銃弾を迷わず発砲する。２つの映画は違い過ぎる。同じ不倫でも、こうも違えば、考察したくなる。マディソン郡の橋（1995）にしても、危険な情事（1987）にしても空前の大ヒット。公開からこれだけの年数を経てもいまだに恋愛の凄みを見せつけてやまない。
