デニム・ブルー・サファイアママン7の21

 専業主婦の醍醐味は3食昼寝付き。この美味は味わったものしか、分かりません。夫は私の怠けグセが段々定着していく姿に感化されてもいるようでした。子供を育成している実践をやんわり見せながら私は上手く容子を使い楽をしていたのです。ちょっとした、買い物に行く際にはお留守番を、そして、分かりやすい商品の時はお使いを頼みました。一階には義母が週に2回は和裁教室を開いていて、お弟子さんたちが来ていました。今でいう、二世帯住宅が私の理想だった。しかし、玄関は同じであることで、難儀を味わう。人が大好きな外交気質の容子は喜んで挨拶が出来た。まるで違う気質を持つ母娘だったのです。