デニム・ブルー・サファイアママン☆第七章

 容子は住吉地区でひとりぼっちのとき、フラフープをマスターしていました。それをこっちでもやりたい!!ってセガんでいましたが、中々・・・これが田舎では手に入らず、まずそれもあたしの観点としてあった。フラフープを是が非でも欲しい!!っていう強烈な気持ちを達成したい・・・っていう時のあの子のシャカリキ。今回のベッドの上に取りつける、音の鳴る回る奴も再三再四、要求あったので、欲しいと思ったら猪突猛進な性格があって、そこは特長なのかも?って。夫が全くその傾向だった。欲しいと思う古本があれば、何軒もハシゴして何が何でも見つけようとする。ありはしない・・・ってこっちが思っても、それを促しても、いいやあ、あるかも?ってプラス志向で奔走する。容子の要求をいちいち採用していたらたまったもんじゃない・・っていう自制が私には芽生えていた・・・しかしこの編み込み式のベッドだけは何て感想をくれるのか?って。ちょうど容子が帰宅して、あたしはトタン屋根のキッチンの方にいてわざと様子を見ていたら、スキップしながら近寄ってくる。なんで一緒に買いに行かなかったの?って残念がる。私が、どう思う?って訊くと、意外な答えが返ってくるのです。私にとって深すぎない?赤ちゃんを抱っこして持ち上げるときや、ベッドに寝かせるとき・・・はっとして驚くのです。