デニム・ブルー・サファイアママン5の16

 気兼ねなくおしゃべり出来る友人がソバにいる・・・なんていう幸せっていうか友愛感でしょう。アパートの移住者には全員に対して、どこか馴染まなかったものの私には変わった感じがする友人がいて、その女性も旦那で苦労していました。しかし思い切って再婚するのよ!!って言って私のもとを飛び立っていった感があって、その女性からハガキが来て心が安堵する。再婚を選び取るとは勇気あるなって正直、驚きもあったけど彼女ならわかる・・・っていう印象が顕著で男気に溢れた行動派だったのです。ご主人はスポーツ店を経営と聞き、商売人なら分かるかも・・・があった。気さくで切符がいい彼女は私に常に快活を与えてくれたのです。友人のそのまた友人という出会いでしたが、まさか、その彼女が棲む東長崎を私が新天地に選ぶなど、その時はまだ分かりません。それともう一人・・・商売を選んだ知人はいました。この方は移動販売車で漬物や雑貨、そしてお惣菜を各地に売って回る仕事で私に車の中から声を掛けてくるのです。脇田さんじゃない?ねえ、覚えてる?私よお!!暫く気が付けずにいたんですが、彼女も、東長崎には詳しくて、引っ越ししたあとまた出会う。移動販売車の仕事って新しいようで伝統があるんですね。五十年以上も前から車に乗ってあちこちへ売りにいくことは商いの展開として民間にあったのです。