デニム・ブルー・サファイアママン5の15

 私は奇妙な世界にいざなわれる…今確かに教員として働いているのに、ずっとずっと家にいて、コンパクトな家事以外は何もしない夢・・・起床して夢だったことが分かると自分なりにどこか、これが、現実になるのでは?という疑惑もあるのです。絶対に夫の給与だけではやっていけない・・・は当然あったし、なぜ、そういう夢を見たのか?容子がこの先また何かやらかしてしまうのか??ここは当たっては欲しくないけど、母親の直感として淡いけどあったのです。例えば絶対にやらかさない生徒の見本は姉であり妹の気質。もちろん兄も当確です。やらかさない子供、そしてそういう子供が大人になった場合、鋳形にきちんと収まりうるパーソナリティを有して今日ある。私もそうだ・・・と思いたかったのですが、段々と芸術家気質の容子に染まっていく。ここはもしも芸術家タイプの人間と暮らしたことのある人なら理解可能かもしれません。ハンコで押したように毎日定刻タイムではない人間の発想自体は素晴らしいんですが、突然やらかしてしまう・・・思い立ったら吉日っていうのに少し似ています。私の心は平静を失いかけていた現状だったといえます。何しろまだ、容子の中で何かが解決していなかった。芸術方面では昇華という形で本人が活かされていきますが、まだそこでの処理がわかってない。幼いのです。親子だけの第6感があるのです。