デニム・ブルー・サファイアママン5の9

 私には淡い予知もあったと回想します。何か置き去りにしたまま日常が稼働しているという欠落です。しかし表面的には子供は見せてはくれない。ある程度我慢がつきつつあるな・・・しかも協調性は補完されつつある?と希望的観測につく。しかしやはり母親の第6感がある。何か得体の知れないもの、彼女を襲っているのは何か、捉えようのないもの?しかし分かっているのは彼女に従って行くのは母親の責務という項目だけです。生まれたときからしっかり本人が分かっている部位があって、それを皆の前では明かさなかった容子。約束が誰かとあったのか、全部を吐露はしないのです。あくまでも一部だけ。母親としての不安はいくばくかはあるけど、夫は田舎育ちの面が効能してなのか、さばさばしているのです。彼は国の政治をしっかり見ていた。各家庭の小さな出来事など、通り一片のことなの?しかし細部に亘って見ているんだな・・・っていう事件が起こったのはネズミ捕りにねずみが架かって容子がその機器を丁寧に観察していた時・・・こうしてドアがバアンって開いてネズミが出られなくなる・・って。可哀そうとはまだ、言いません。殺されることを知らなかった容子。ネズミ捕りに掛かっても命まで奪われるなど容子は知らなかった・・・