デニム・ブルー・サファイアママン4の15

 世の中は随分、神頼みの部位があってそこで結構救われている・・・を禁じえない。私も同レベルです。あれほど、周囲に容子を触らせまい!!って夫の実家とも疎遠にしながら、結果は、事件が起こって、容子を連れて、夫の生家へ行くしかなかった・・・という顛末。自分の心を当時に戻してみるとすかさず判明します。世の中は不可思議とは言えないエニシで出来ている。結び目もあることです。なぜなら、瞬間的に相手を押したという階段で容子は、男の人の声を聞いている。手加減するんだ!!っていう引き止め。もうそのときは、怒りで抑えられず、男の子を階段で押してしまったのでしょうが、力が半減している。その声を容子に発してくれたのは、女子ではなく男の人だというのです。もしもそのまま、普段の力で押していたら?事態はもっと最悪になっていた・・・私は神の力を感じるのです。もう哀しさで一杯だった容子の切なさ。遊べると言ってたその子供さんは何も悪くない。お母さんがダメだよ?と言ったからだそうで、お母さんの言いつけを守れるいい子供さんだったのです。私はこの事件をきっかけに、人生を180度転換しました。頭の良さより、もっと大事なものがあって、そこをないがしろにすれば、人生では花は開かないっていうロストジンクスです。容子はその事件を自分が起こすことをまだ知りません。私も同じ。事件があって、夫の実家のお世話になるなど、実は頭の片隅でさえ、想像つかなかったのです。