デニム・ブルー・サファイアママン4の12

 容子の親睦したい気持ちや願いをその事件が見事オブラートしていてそれから事態が変わるかも?があの子にあったことは一目瞭然でしょう。しかし足が段々完治していくのと平行してまた、外部との折衝がまったくない生活。ここに不満が溜まっていったのも理解出来る。あの子の人懐っこさは破格だった・・・それを知るゆえに親は配慮をしたという一面があったでしょう。夜もずっと誰かと話したいのです、しかし両方が忙しいことでお風呂から帰るとすぐ就寝です。もちろん学習時間はきちんととった上で・・・人生ってこんなにきつくて、退屈なものなの?って思っていたに違いないし、夫に質問したことも事実あったのです。夫の口癖があったのです。努力に勝る天才はなし・・・しかしあの子が尋ねたのは不可思議だけど、的を射た質問だった。じゃあ、天才が努力をしたとき、どうなるの?その答えも教えて!!って。私は頭の中で一体何を言っているの?って思うけど今ならそこがわかる。天才が努力をした場合・・・そして凡人よりもはるかに時間を割き努力をした場合・・・嬉しい予感を感じます。励行したのだとすれば、それは春が来るはずですね。あのときは、せからしいとしか思えなかったけど・・・いつか未来を序盤として幼い時分にすでに捉えていたんですね。