イエローダイヤ・マン1218

 日本もこれからよくやく戦後になっていくのかもしれない。今までの”もはや戦後ではない”は、じゃあ、一体なんだったの?って皆がいぶかるシーンだろう。常に米国に追いつけ追い越せで、経済的発展を遂げたきた日本・・・しかしここで番茶も出鼻の一服がある。こういう断裂が起きていることも思想の地盤がいい具合に整ってきた証明だと僕は喜ぶ。みんなが画一化されて均一なら、飛び出た人の意見を削ぐしかなかった。これまでの日本の様相が沈滞したのもこういったジレンマがそうさせた。そうするしかなかったとも言える。しかしこの沈滞を賃貸に転換するパワー!!少ない少数な意見をどうしようたって、何も出来ないだろ?って、これまでは決めてかかったが、今はそういう困惑を離脱している。僕は、もう一本だけ、嫌な映画をスピルバーグ作品に感じていた。懐疑を抱くほどで、最後まで見なかった映画1941だが試しに、レビューを読んだら、僕と同意見が掲載で嬉しかった。僕一人ではなかったのだ。太平洋戦争での日本をパロディ化してある、日本にとっては失礼でしかも、どこまでも陳腐な映画。しかしそのレビュアは三船さんが気の毒とまで述べている。僕だけではなかった・・・今まで少数派だった僕の周囲には見えない味方がある。心堅くした。言えないかも?・・・って怯えて意見を言わないことが、もっとも良くない。日本のこの先を迷宮にしてしまうという結論である。