デニム・ブルー・サファイアママン☆第三章1

 人によって子育ては違います。私は個性をもっと出してもいいのでは?と独創性を育む教育とは?に着手します。みんなが同じスタートラインに立っていると想定し、そこでは段々差異が付く。どこが根本的に違うの?どこで、難敵が出現してくる?って、仔細にこだわって煮詰め始める。教室の中を全員見ているようで、担任である自分はやはりある場所を起点に見ている。優秀児童の観点です。しかしそれだけではない。優秀児童はいわば黙っていても気がつくタイプ。環境も優れる。じゃあクラスの何が中心にあるべきか?くにだって同位だとのスタートに立つのです。少なくとも、平均以上の能力や知識も不可欠。しかし何が起こるか想定など出来ないのが低学年クラスの状況的推移です。誰かがお漏らしをしたり、授業中、取っ組み合いの喧嘩も起こって教師として相当に右往左往させられる場面だってある。日常茶飯事、常に平静でいられる確固たる天才児の立場について夫は相談に乗ってくれるのです。情緒が不安定な性向に天才はある・・・しかしこれからの時代は変わってくるのかもしれない、世の中が安定し、そしてそこで新しい観念も生まれる。価値観自体が推移していく。それならどうすれば?ひとりの父親として彼の発言は頼もしく思えたのです。