母の遺伝子をあたしが受け継ぐことを思うと、肥満に関しては今善処しておかないと大変な事態を招くことがすでに分かっています。あたしは1998年にこの故郷に戻ってきたんですが、母はその時、69歳。あたしの家から実家までは500メートル位の位置。まだ歩行は出来ましたが肥満で両足が全体を支えにくくなっているな・・・っていうのは見て取れました。歩く速度がやけにゆっくりなのです。まだ、息が苦しそうにはしていませんが明らかに筋力がない。そして一年もしないうち、買い物に行って帰る時、歩けなくなって、救急車を呼ばれたり、近所の人に介助してもらって家に着いたりと、兆候は表れ始めて周囲も慌てたんでしょう。あたしはそこまで悲観的に見ていなくて家にじっとしてればいいじゃんって。でも違うのです。足が動き辛くなったら次はおむつの問題、そして次はお風呂を含めた介護の問題。手足が動くということはとても大事なこと。あたしは相当に無頓着だった。執筆だけに精進し母に対して理解が薄かった。しかも驚くべきは、あたしにも同じような兆候が全く今はない・・とは言えなくなっているのです。母は父が免許を持たなかったことでほぼ自分の足で生活し徒歩で買い物にも行ってた。しかしあたしはそこまで行くにもクルマ。どっちが先に足に来るでしょう?考えれば考えるほど怖くなってダイエットを開始したのです。ヨガのポーズの本も買おうと思っています。