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 僕が結婚しなかったのは専業主婦のグレーゾーンが関与だ。そこがいまいち分かりにくかった。黙っていても主婦業をきっかりこなしてくれる女性ばかりではない。ぐーたらな主婦に対する縛りは全くない。そういう状況下で結婚は難しい。そこを痛感した。しかしこれは花嫁学校に一年行き卒業しました、ほら?って卒業証書見せてくれても僕は納得はしない。今度は心根の部位が気になる。優しいのか?包容力はあるのか?僕を芯から愛してくれるのか?経済観念は?って。でもここまで言って僕は自分が横柄な態度でいることに気が付く。なんでそこまで相手に求めてしまうのだろう。恐らく時間時間のタイムカードを考案してくれれば僕はすこぶる有意義になれる。まず専業主婦や主夫用のタイムカードだ。さあ、朝、起きました!!まだ、仕事に入ってないからタイムカードは押さない。あくまでもキンタイ専門だ。今から朝食の準備に掛かるってときタイムカード、チュンが鳴る。そこで料理を作り、後片付けまでして、洗たく機も回してゆっくり朝寝なら、再びチュンして怠を押す。時間中の様子も分かる。まさか、ここで朝寝なんだな?って。お昼の情報番組見ている時、これは勤は出来ないのに、情報獲得だ!!ってチュンする馬鹿者はいる。あくまでも亭主が基本で、亭主にいい情報だと確約なら勤してもいい。しかしオマケ程度。キンタイの怠を押したら次は昼寝。ちょこっと横になって眠る。ガバっと目覚める。いよいよ買い出しで勤を押す。車を動かしちゃんと買い物をしている。レシートも後から僕は精査。そしてそのまま勤でいいだろう。家でソッコー調理、その合間に子供の宿題を見るなどあるかも。全部をきちんとこなしているを証明するタイムカードが真っ先に必要だった。