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 僕もこのラインには微笑んでしまった。B勤に復帰しませんか?人が足りていないようで僕も必要とされていることで安堵のどを下す。あんなにミスばかり連発だった僕を再雇用したいなど、にわかに考えられず、僕が辞める直前、近所の若者同士が二人対でアルバイト研修に来ていた。あの二人はどうしたか?むちゃ気になったが質問しなかった。今も居ることを祈る!!って心の底から思った。なぜならふたりセットで働くっていう働き方に僕はいいな!!を思ったからだ。もちろん同時間帯だ。ちょっとずれることはあっても二人は勤務が終われば、一人は自転車でもう片方は強歩であとを追いかけて行く。なんていう仲の良さ・・・。この風景はたまらない。僕にはそういう友達がいない分、羨まし過ぎる光景だった。コンビニにはこういう厚遇がある。普通の正社員でずっと一緒にいたいですなんて、通るだろうか?僕は正社員経験がほぼないからそこが分からない。幼馴染だった。ツーと言えばカーが返って来る。まるで家族みたいなあの二人が勤務をしていた時間帯がB勤と呼ばれる昼二時から六時だった。そこに入らない?ってマネージャーの片腕が言って来るから不安にもなる。あの二人こそがコンビニ界の優勝旗であり、しかも、働き方改革だったのだ。気モチがぴったり合うペア勤なら?!仕事時間は楽しくて苦痛と呼ぶものがない。あ、裏に行くなら持って来て~ファミコロのチーズ!!チーズ〔にっこり〕ってなもんだろう。