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 僕ほど本を読んだ人間はいまい。父が生きている時に僕は本ばかり読む人間は逃避しているんだ!?って散々父を小馬鹿していたのに、今になって父の胸中を覗く。やっぱりカエルの子は蛙?って。それにしてもたけしの演技力に僕は参った。点と線だが、松本清張の映画は常にリバイバルで、その時どの俳優が演じるのか?様々な面白みを包括で視聴者を沸かせる。時代は今・・・ソーシャルディスタンスを提言している真っ最中、今こそがテレビの出番!!テレビにならどんなに近寄っていいのだ。僕も改めてテレビの脅威を目の当たりにする。おとついはドクトルジバゴで耳慣れたあのメロディを久し振り思い出して記憶の開帳を思った。本当その楽曲のことは忘れてはいないものの口に出して歌うまでなってなくて、忘れてしまったというのが正直だったのにメロディを聞き思い出す。ロシアを代表する美しい景色と不倫の恋。しかもこの詩人はドクターだという。不倫でもこの極寒と戦争という背景が許すというのか・・・信じられないことだが、妻も恋人も美しいばかりなのだ。そこではじとじとした不倫ではなく睫も顎髭も凍ってしまう冷凍環境。そこで男女は戦争に特異な気候に振り回される。僕は意外な盲点に気が付く。誰もそこに気が付かなかったことが超嬉しい。なぜ、あんなに、ふたりを助けたかった人物はいたのか??っていう大疑問だ。振り払っても断っても助けたい!!って列車まで準備して・・・。こういう人物で地球が一杯になればすべてが叶うだろう。