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 又新たに年金を支払う案を飲み込んだ容子に僕から称賛を贈りたい。確かに大変な節約志向でないとおいそれとは出来かねる。これまでの生活を一変し、今は朝食にチンしたご飯、そして即席みそ汁、ファミリーマートの筒に入った海苔を頂く毎日。夜は孫が食べられないものを食べている。うどん定食には三つの握りが付くのだが、もう本当は食べさせてもいいのだけど寿司飯だけ孫に食べさせて生モノのねたはあいつが食べているという。しかも娘の定食に付く天ぷらのいかを食べて、タウリンを増強させているようで嬉しい。何しろ生きていないと作品は生まれない。そうしなければ年金も受給は出来ない。僕が亡くなってその後の年金分の半分をこうして伴侶が受給出来る。心から感謝している。今どうこうではない処の国の来し方を思う。コロナがまん延する前に僕は亡くなって自分が大変な余り、全くコロナで苦しむ人々のことを考える余裕がなかった。自分が苦しいから、出来なかった。この様相にヒントはある。国は再起した暁には、末端で喘ぐ世界中の人々のことにまで及ぶことの出来る人間に日本人はほぼなれる!!っていう上昇志向だ。今すぐはなれない。それは理解の範疇だ。しかしこのコロナは生活ランクが低ければ低い程、苦しみが大きい。貧困層を直撃しているのだ。今日食べるものさえない人々が多くいる。医療が届くどころではなく、貧困層でのまん延が深刻化している。僕達はコロナで知った病のことだけでは終わらない。そういう公共心が整いつつあることが頼もしい。