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 母は自分でメルカリに出品することを決めてくれてやっとこさ僕に安堵のあん餅が供えられる。僕は母の心を垣間見てこの人は・・・って愕然とくる。自分の川柳や短歌に価値があるとそう思い込んでいる。僕はそれを否定するべく、上手く説明し、なんとかユーモアで母に理解がしてもらえないか?散々考えたあげく、鮫だまと一緒に送ってきたというよつばのクローバー型の緑色のサプリ容器を指さしながら母に説明する。どっちかというとね!?ええ?な~~に?このクマモンのサプリ容器の方がさあ、お母さんの色紙よりも、人気あるんだよね?ええ?そんな馬鹿な・・・・母のすっとんきょうの目が面白い。敵はハトが豆鉄砲でも食らったみたいだ。あんた、何言ってんの??って迫ってくる。何言ってんの?じゃあないんだよ、日本では今、このクマモンのサプリケースの方がより人気があるって言ってるんだよ!!えええ?そんな馬鹿な・・・あなた一体何を言いたいわけ?だから・・・はっきり言うとお母さんの色紙欲しい人なんかはいない。えええ?それ本当なの?本当の話を僕は言ってる。若者からシニアが何を欲しいって思ってるかぐらい僕には把握が出来ているんだ。母は悲しそうな顔で俯く。あたしがクマモンに負けるなんて。僕はせいせいした。母にあった自信の源がたちまちすっからかんになっていく。クマモンは相変わらず人気あるのだ。