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 僕は母にカマを掛ける。僕・・・お母さんの手伝いをしたい!!そしてお母さんの国民健康保険証に入りたい!!って。就職が決まらず、実際今病気して入院したら大変は大変な僕。冗談で言ったのに、母の表情はいきなり曇っておととい越谷を襲った雹のように、何言ってるの??ってボンタンアメを投げつけながら襲いかかって来る。僕もじょ、ジョーダンに決まってるじゃん、怒らないで!?って弁解じみた言葉で応酬はしたものの、何だか浮かない顔からいきなり、豹変する。あんた・・・メルカリってやったことある?それを教えてくれるなら一回か二回はアルバイト料、払うよ!!って。僕は一網打尽で言い返す。あれは儲からないって。なんで、やろうとオモッタ訳?色紙を販売しようと思ってるんだ・・・僕は母のるんるんチックな表情に恐れ入る。お母さんは無名なんだよ?そりゃあ、フジモンとかだったら分かるさ~無名だってことがどれ位のマンモスハンディなのか全然分かってない!!でも・・・やりたいんだよねえ~この前、長女に習うっていう絶好の機会、逃してもうた・・・。僕はニヤリンとした。なぜなら、メルカリが儲からないっていうことを示すチャンスだと睨む。だったらおこずかいはちゃっかり貰って僕が何か出品してメルカリにまずは、触れてみないとね?って。横眼から母をじっと見る。何かを狙っている。まさか天下では?それはないだろう。営利なら望まない方がいい。それを僕が証明してみせる。