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 いつも丹精な心掛けでいること、見た眼きちんとしていること、そして完璧に近いオール状態なことがPの変わらぬ願いでしたから、自分の妻が大嫌いだったことは伺える。ぶしつけで、好戦的で、ハヤトチリな妻を嫌悪する場面も多々で、小競り合いや喧嘩が絶えなかった。しかし一日二日は大人しくしていても三日目はいつものちゃきちゃきに戻っていて、げんなりしたパートナーだった。なぜこんなじゃじゃ馬に仕上がっているのか?なんで両親は躾というものを度外視したのか?彼の憎しみは両親に行ったけどそこをいつも取り持ったのが伯母です。この土地をあなたにあげますよ!!それで勘弁して下さいな。もともと学校の敷地です。矢上小学校のみんながいちごの栽培を見学にしに来た場所。税金が掛かるから容子の名義にしますけど、あなたの土地。威張って生活していいんですよ??パートナーは伯母の説得力と女性らしさに感服し私の故郷の長崎に家を建てる。そういう経緯があって住まいを構えます。しかし22年の歳月がこの家をぼろぼろにしてしまう。手入れが行き届いていなかったを証明するような箇所ばかり・・・。それでも家は輝きます。マリンちゃんが丘の上に棲んでいる。それを思うとまぶしい。今日はカメだけでなくこのコーナーもあんこうで666です。