なんで生まれて来る瞬間選べないのだろう。僕はもっと裕福な両親のもとに生まれたかった。学生時代、特に小学校時代、恥ずかしかった。親が迎えに来る。剣道の部活だ。母親は軽。しかもその時は免許獲ったばかりの兄が運転で急ブレーキ。きゅ~~~って。僕の心臓は止まりそうになって目を逸らす。僕の親と兄ではない・・・って思うおうとすればするほど心拍加速は止まらない。劣性とはまず車からだな・・・は正直僕の頭に叩き込まれる。いい生活はまず車から。そういう母が今どんな車に乗っているかといえば、2002年製のムーヴ。もう変な音が車から不定期に鳴るのにまだ、離さない。車検があと一年付いてますって本人曰く。僕はそういうのは好きではない。車には男の魂が添付で、女子にだって車への愛着があるに違いない。母は結構食べるものには散財するのにこういう車とか家にお金を掛けようとはしない。どこか一本大切なネジが外れていると僕は思っている。本人にもたいがい振りにしたら?って勇気を持って促したことはある。しかし交わされる。何言ってんのよ?覚えているでしょ?その日に買ったシマリスは夕方に亡くなったのに、もう一回OKホームセンターまで行って買ったのは誰??昔のことをそびき出して思い出話で僕を恐喝。だから親子ってやり切れない。