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 コンビニに勤務して姉は商売人の気がいを学んだという。セブンイレブンもそしてファミリーマートクロネコでそこでメジャーな話を耳にする。コンビニの店員は荷物を扱う時だけはクロネコのスタッフに早変わり。ここを商売人は真似するべきだと姉は言う。まず、めっちゃデカイ荷物を顧客は前が見えてない状態で運んでくる。危なっかしい。姉はそろ~~っと逃げたくなる。これは伝票に書いてもらわないといけない荷物で時間を要する。後ろに顧客が並べないっって奴。しかも顧客はレジの上にど~~んと置く。しかも見慣れない顔。荷物を送る時だけコンビニに来るっていう顧客は本当に存在する。火星人みたいだが嘘じゃない。そういう顧客に限ってメルカリなんぞを知ろうとはしない。自分の信じる道はコレダ!!っていう拘りがあるのだろう。書き終えると顧客は、お願いしますって店員を見る、そしてメジャーの出番だ。縦×横×高さ・・・これと全体の重さを比較する。大きな量りがコンビニのコーヒーコーナーの裏、最も下位に控えている。料金が高い方を選ぶ。重さでの料金、メジャーの方での料金を比較換算。ここに商売人の素質が埋没する。世に出るのなら黒猫だろう。その瞬間で勝負だ。割りに合う方を選ぶ。利益にかなった方を選ぶ。それがまっこと商売人。姉も黒猫の重鎮だった過去がある。