am101

 俺が何か偉そうなことなんか言えるはずがない。この際だ、俺のスタンスについて厳密に極論してみたい。俺は宝石を七種類集める為の宝石要員だったという事実。当初七に拘り、最後は欲張って八つの宝石が揃ったかに見えた・・・。実は七つ。スノーサファイアが雪用のメガネだったからだ。七つの宝石はそれぞれスタンスを与えられ輝き始める。そして俺はやはり作者の弟の面影を反映していくことが大義かと思い始める。なぜなら無頼派だからだ。無頼派にも富豪と貧乏に分けられ、俺は貧乏に振り分けられる。当初の設定とはここが若干違ってきた。当初は広大な土地を所有する地元の大富豪という設定だった。しかし俺はこの期に及んで一期一会の精神に感謝をする。一期はイチゴだ。弟の素朴さにとんと参ってしまう・・・。こんなには孤高を貫いて行けはしない。普通なら世間と親子丼になってしまいかねず、精神の極みとはこういうものを指すんだな!!が明瞭に示された。男の主導権はまだこの国にある。そこで男の主導権をバイマシにしたとしても弟の潔さには勝てない気が、俺には起こっている。今は小さな噴火程度だが、男は一人でも存在感を表すことが、詰まる処、求められているという真実だろう。肉体も嘘はつかない。彼が瘠せ細ってはいないことが俺の神経をばたつかせる。人間百年の時代を彼はいつかものに出来るだろう。