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 幼い頃の僕は恥ずかしがり屋でこれを英訳では何と言うのだろう。コンビニでも言葉を発することが嫌な青年はいると思う。温めはどうします?ってコンビニスタッフが尋ねてもいいえ!!いいです!!って一回言ったら次はなしにしてもらいたいけど、そうは問屋が卸さない。なぜだろう?それで済むはずはない。なぜなら同じスタッフが常にその人物のレジ対応する訳にはいかない。しかし無口な青年にはひとりのスタッフに言ったから全員わかっているはず!!っていうような驕りはない。だからやっぱり温めはどうしますか?って訊かれれば、いちいち答える。いいです!!って回答しないといけない。声を出したくない青年は手振りでノーを合図。だから、そういうボタンもうそろそろ出て来てもいいなって彼は模索する。しゃべりたくない無口な青年でなくともいちいち、温めはいいです!!って言うのも面倒臭い。しかも、もうひとつ、意志を表したい時に押すボタンが欲しいって無口な青年は渇望する。ひとつの袋でいいです!!の宣告だ。なぜ、温かいものとそうではないものを分ける必要ある?って。そこまでレジ袋を使用して貯まるのはゴミの山。そこを全く考えないコンビニ店員。しかし全部本部の指示だ。温かいものと冷えたものを一諸にしてはいけない。なんか王族並みの扱いに外国人もびびるだろう。無口の青年は弁当の温めは必要ない。家に電子レンジあるから。そして袋もひとつでいい。環境問題を考慮する。意志を表すボタンがコンビニにあればリーゾナブル!!正月早々、無口な青年はそこを思っている。