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 タピろうか?タピってもいいよ!イートイン行こうぜ~~って女子高校生たちが肉まん片手にたむろし話しをしている。なんだんだ?タピるって。里子は同僚に聞くのも恥ずかしく感じて自分で少し類推を展開する。小さな旅っていう言葉の遊び?って。恥じを偲んで訊くと同僚は即座に答えてくれる。タピオカドリンクを飲むことを言うんですよ♪って。里子は自分も帰宅間際に購入して飲んでみます。ストローで最後まで飲んで中々下に溜まったタピオカが口まで入ってこない時・・・閃くのです。ここでは二つのタイプが存在する。タピオカを諦めてごみ箱に捨てる人々。蓋パッケージを開けて最後の一個まで頬ばる人々。里子が直感したのは年金システムのことでこのタイプ後者に付ける人々を一杯集合させることが第一段階だと推定します。年金がいつ貰えるのか分からないままある日突然、ばったり倒れる。年金はパーになります。こんな脆弱では絶対に良くない。里子は自分が保険会社で日夜鍛練したあの三年間を思い出すのです。あの頃からすでに保険会社が考えていたことと同位では勝てない・・・もっとバリエーションが必要、そしてダイナミックも加味しないと・・・。タピ丘保険とそう命名しましょう。それはタピオカがヒントを与えてくれたからです。底の底で溜まったタピオカにまで気モチを投じることが出来るケチで丁寧な節約人間でないと、この先を乗り越えられない。今後ひと山あるからです。