yd1010

 僕は軽くつっかかってくる前回バトルした先輩にも優雅に対応。あれから遭うのは久し振り。僕は六時上がりで向こうはその十五分前に入って来て挨拶を交わす。社交辞令だ。お疲れ様です!!よろしくお願いします!!これだけ。しかし漲るのはやる気だ。なんか又つっかかってくるな?っていう予感はあってその通りに相手が出て来る。この焼き鳥なんですけどお。ええ?相手は帳面を持って僕に弁解を求めようとしていて、これとこれって時間が・・・僕は心の中でニンマリする。これを作った時間は掃除機を掛けていたのでその通り答える。ああ、ヤキトリは僕はタッチしてないんでえ。相手はそそくさと僕の前からいなくなった。あ、そうっすか?ってな柔和な対応で安心する。これでいいのだ。僕が作って帳面書いてないのにあれこれ言われることや弁解は事を難解にするだけ。だからあえてタッチしてないの言葉を組み立てた。それでいい!!とは入店した当初は確かに思っていなかったし、右往左往させられたものだった。自分がすべて悪い!!って思い込んでいた。しかし先パイ達もミスは頻繁に起こしている。どこか可愛い。それが人間として当たり前。しかも全部小さなミス。僕があの時、間違った代行収納のような大きなミスは確かにまだ、誰も起こしてはいない。前代未聞のケースだろう。しかもいいことが昨日あった。求人に若い人が応募して来た。それが僕のやる気を倍増しにする。僕が先輩と呼ばれる日も近い。