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 ミニグランドピアノはカワイ製で私も少し勉強出来ませんか?って値切ろうとしたんです。ハードオフのスタッフは手堅い商法で私にやり返す。これは出来ませんね?って。新しいピカピカ感があるし、そこは自分が引くべきってあっさり受け容れる。消費税の分が10パー付いて3300円。そこで素薔薇しいことが起こる。これは鉄琴の音をベースに作られた・・・っていう説明でしかし音を実際に聞くと弱い。この音って?って迷っていると、さすがはグランドピアノで閉じられた扉を開けて棒で立てる。すると中の音が全開で聞こえ始め私は感動のるつぼに迷い込みます。やっぱりこれがアップライトとの境目なんだなって。これなら私の分身になってオルゴール手法で音楽の開始を手伝ってくれる!!スタッフも心から打ち解けて、私はビニールに入った三脚を受け取ります。そうか・・・足は三本だったか。これまた感動です。今まで四脚ばかりに目を奪われていた人生で三脚は恐らく初。ピアノの先生の家にはこのピアノはあっても実際時間的にはまだ親交はなかった。私はオリンピック元年でスムーズな滑り出しを迎えることが可能かも?ってわくわくしながら車に運びます。そして大事に後ろのバックヤードに収納します。いつもと違う?っていうのは音楽を仕留めるときの感性と、文学を仕留める時の感性、同じではないのです。