Ss210

 長崎人は大人しくて何を考えているかはたと分からない。そう揶揄する評価もあるだろう。僕も自分の象徴こそが長崎人だと疑わない。しゃしゃり出ない、ここが真っ先に来るポイントだろう。この長崎人にもイイトコはある。ふがい無いように一瞬見えるけど泰然としたおっとり感が受けて、他の県民から愛されたり評価されたりして欠点をそのまま長所にしている繰り上げ感は否めない。長崎の持つ坂のイメージとそして電車が走るイメージ。この二つをもって長崎のデコメにも一歩近付いているとは事実だろう。僕はこの小さな街が大好きだ。バイクで走っていると明らかに危ない!!と思うような狭まっている箇所。一方通行も多い。バイクに乗って頭は鍛えられて今日ある。姉との違いは?ここかもしれないとそう思う。車人間はまだ裕福だと僕はそこを強調したい。僕は雨が降れば合羽を羽織り、電気軌道ではタイヤが滑って転ぶ危険性と対峙している。一日に二千円をめどに生活する。もちろん2000円行かない日もあってそこはプールする。僕は家庭を持たなかった。責任論に波及したのではなく自分に自信が持てなかったからだ。自分の口だけで精いっぱい。このロメロ主義に早くから開眼したことが今のスムース論調に関与している。