Ss205

 その場限りで、僕は浅はかな人間に見られがちだが、生活スタイルにとことん拘る。自分がコレダ!!と思ったものはよもや引っ込めない。その為だけに言わばお金を捻出する。金というものは不思議な生き物だ。やはり金持ちから離れたがらない。しかしそこを見抜き、僕らが上手い具合に呼び寄せないといけない。金の成る木は本当にあると僕は思う。それをいきなりパーキングとかで見つけることもあって即座に誰かに見せたくなる。近隣する自然やそして鳥の鳴き声など人間に近しくして来るものには、必ず霊力が漲ると僕は思う。昨日の夜はカマキリが空を飛ぶのを多良見のローソンのパーキングで目の当たりにする。フジパンの横。そこを見た瞬間感謝する。なぜなら居合わせないと見ることは叶わない珍しい光景だった。カマキリに確かに羽根はあった。それを知りつつ僕らは否定もしていた。偶然を上手く噛み砕いて親から与えられスープのように飲み干したけど、肝心の内訳を親が教えなかったとそう思う。なぜ、このスープを飲んだのか?栄養があるからでしょ?ええ?本当にそれだけ?って質問をまず僕からしなかった。すべてのものに符合論が息付くことなど知ろうともしなかった。知ることが大切とも思えなかった。しかしこれだけの符合が続出してなお平然と構えていられるのなら僕は逆に称賛に値するとそう思う。何が起こっても不思議ではない。これからはテキトーに生きるとしよう。探し回る必要がないからだ。そしてこの事の次第と経過を蜜月〔クールムーン〕と認定しよう。