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 富裕層にとっての日常は金の工面に緊迫することはなくいつも心が平安で羨ましく思う。しかし富裕層にも己の意見がそれぞれあるはずで、僕はある一定の預貯金のある普通の人々こそが、真実の富裕層と、現時点で呼ばれていることにリアル驚く。つまり苦労してここまで来た人々の織り成す日本の富裕層の本当の内訳を知れば知るほど、心がほんわか温まってくる。苦労を厭わずここまで闊歩してきた歩みを知る時に、僕は不惑の気持ちでここまで来た日本の富裕層の肝心要を思わずにはいられない。何か突拍子もない幸運に相乗りして、とんとん拍子に稼いできた訳ではない、静かなる富裕層に僕はたじろぎもせず絶句する。日本の未来を見る思いでいる。ケチなようで出す時には出そうという軽快な心の準備、そしてただ単に、金儲け出来ればそれでいいのさ!!とは思わない律儀さ。この思想の根幹にある情緒、そして銭のロマンを構築して来た平常心。こういったものが日常の所作と絡み合って、日本の貯蓄の深層を織り成して来たと思えば僕等にも出来ないと諦めることではないな?を思う。先人達が作った富豪バリエーションこそが僕等の枠組みとなるものだろう。一億貯めた人でも最初の一万円が存在する。十億貯めた人にはそれなりの金銭絶対セオリーが健在なのだ。僕は未来を憂えない。その必要がないからだ。どんな社会が到来しても、必ずやり抜く精神こそが、貯蓄魂にはあるからだ。