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 ベースボール外伝がこれからの日本の土台をもっと柔軟性あるバイタルエリアに変えていくだろう。昨夜のゲームを見て思った。中日の先発は完投も視野に入れながら球を投げていたのだが、二回目の二打点を弾き出された時にじっと球を見つめる。この仕草に僕は感動する。おかわり君の走者一掃だったが、投手として万感の思いはあっただろう。素薔薇しい中日の大野雄大がじっと球を見つめる二つの瞳に僕の心には野球の凄味と同時に運命も映る。なぜなら全員を抑えていたかに見えて、許した打点はおかわり君のツーランとタイムリーの二点。計四点だが、ここにも符合論は核を位置している。それは四回打席とも2ゴロだった秋山と連鎖しながらの推移で符合論の実体と実数をここに観るのだ。恐らく同じ数字が並ぶ時には同じ人間もお得意様として暗躍する。エース投手にとってのお得意様は秋山で、おかわり君にとってのお得意様は中日のこのエース投手だという結論だ。僕は打っても一塁まで走らない山川に唖然とする。この怠慢は目立つ。せっかくチームがこれからという時に、チームバッティングに心を寄せない山川がとても気になった。どんなことがあっても打者は一塁まで走るのは鉄則でそれはホームランキングでも同位だ。おかわり君交流戦で202点をマークして近くでこんな声が聞こえて来る。この記録を破ろうとしても破れないよねって。それと同じことが日本で今起こっている。政治のことが頭をよぎる。記録はいつかは破られる。しかし今正にホームランをかっ飛ばしている打者なら、破られることはないだろう。