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 人間のエゴや思い込み、勘違いをしっかり排除し、お互いの復活精神とその機会軸を認め合いながら相互依存の素晴らしい社会を目指すことは夢の話ではない。少子化に歯止めが掛かり、多子化へシフトは変わる。昨夜はさすがに僕も食い入るようにテレビの画面を見つめる。なぜならこれまで森永さんはよくテレビで拝見していたが、もうひと方、大事な論点を我々に提示してくれる論客が混じりかなり僕の心は焦る。全く知らなかった人物。名字に藻の付く方でしかしその後が思い出せない。森永さんが都会と田舎のあいなかを選べというのに対してこの方はへき地を選ぶことの合理性を説く。しかも僕の考え方と同じなのは作り出す喜びを念頭に挙げる点。しかも長年、僕が興味を持ち続けて来たバーター取引の優位性を語ってくれる。へき地ではかなり人間関係がねえ?って揶揄する森永さんに対してソッコー、そこはこうですを反論し、二人はテレビということもあって、お互いそこまで激論の淵まで行くことを避けようとするものの把握しておくべきこともある。トカイナカという名語で語り口は森永さん特有でシャープだが、僕はもうひと方のライフ構想を基本に置く方がこの国では報われる人が多いような気がしている。つまり、名誉終身雇用制が音を立てて崩れ去っていったその暁、何を持って幸せだと言い切れるのか?自分が何処に立ち返るのか?恐らく各人で差が出て来ると思う。魚を釣って自家野菜を育ててそこで満足出来る自分なのか?それとも森永さんのように自身で記念館を創出して老後に備えるか、どっちも立派。しかし言っておくがこれはひとりひとりの志向を主軸とするだけに厳密な自己査定と検証が要る。