Ss119

 僕自身、大リーグを観戦しながら、今朝、思う処があった。審判があんな球と言っては悪いが、変な高い球がストライクで、僕もサンチェスと同様、ええ?と何回もいぶかる。でもサンチェスは捕手も今日は担当で余りにぶつかれば、カウントにも影響する。言いたいことは半分も言えずに打席を後にする。そう解説者が説明した時に、世の中のひと様に気を遣い後々仲間に及ぶかもしれない試練まで考えに及び、そこまでの配慮を飲み込むサンチェスに素晴らしい社会性を僕は見る。誰かを罵倒すれば誰かに返り血が浴びせられる。そこを避けたいのが社会人。いつも自由な状態で物が言えている僕の立地はかなり恵まれていることも、同時に理解が出来る。社会人に立ちはだかっているものは、当人にしか解らないものもあれば、皆で考えると打開出来るもの、二つにおおまかには分かれると思う。いい先輩を持っていれば常にアドバイスを貰える環境にある。一匹オオカミ的に社内で孤立していれば益々解決は難しくなって行く。日本人は常に周囲のことを気に掛ける、ここは大いなる美徳だ。この美徳を背景にこれからも邁進していかないといけない。純粋に組織で自分を咲かせることは一般的に難易度は高い。どんな冷遇や冷飯でも果敢に食らっていくことも求められている。自分の流儀を組織で生かすということは今日ホームランを打ったサンチェスにでさえ、難しい。っということは、サラリーマンにも希望はあるの証明でもある。