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 カエルの子は蛙なのか・・・って僕は昨夜の演技を見て驚く。ここがまず肝心なんだなって襟元を開襟する。僕達は寺尾聡のお父さんの演技まで塾知している年代だ。渋くてしかもひょうひょうとした演技で日本人の素朴な心を演じ切った。そしてこの医療ドラマ、白い巨塔での彼の演技は並外れているのだ。父を超えたと言ってもいいだろう。その時に僕は蛙の子は蛙なんだなって、この言葉を頭に思い浮かべた。しかし全員がそうではない。父親を超えると標榜出来る人間は僅かで、父と肩を並べることすら、実は難しいのが、世の実相。カエルの子は蛙には、これからも慎重に、手探り状態でも僕自身が手に取ってでも見て行かないといけないと思っている。特に政治の世界ではそういう繋がりが多すぎる。お父さんが○○だった。おじいさんが何々であった。全く関係ないとまでは言わないが、因習にも近いこういったベテラン生地作りには、この時限で終わってないと、日本はやがて世界とは太刀うちは出来なくなる。なぜなら金と知名度相続がこの国の土壇場を一層、危うくしてしまう可能性があるからだ。本当にこの国を思うのなら何が出来て何が間違っているのか、将来に禍根を残すのか??そこまで鑑みるのが政治家の勤め。正しく将来のことを考えて政策に及んで欲しいものだ。