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 二度の肺炎から復活してからの伴侶の強さ、その強運と、生命力に実はたじたじになって、私の方が先に死ぬんじゃないか?って焦ってしまいます。今朝は一緒に主治医に説明を受けて、あらましは次のように言われるのです。伴侶の肺炎は完全に収まって食欲も出て来ている。血液検査も取り立てて気になる個所もないし、他にも何も問題は今の処、無さそうですね?って太鼓判を押して貰って安心します。そして例の紹介状の話はこちらからはしなかったのです。何かあれば、救急車を呼べばいい。その時になって考えようってリラックスな定義に立ち戻ったのです。人生でやり残したことが彼にはないそうなのです。いつも全力投球の彼らしい。手を抜くとか、上手くやり過ごそうが全く無かった人生だったと豪語する。信じましょう。そしてそれだけ誠心誠意、人生を生きて来て、今のたったひとつの希望は畳の上で死にたい!!とそこまで言うのです。なぜ、多くの人がそれを願っていたかが手に取るように理解出来るというのです。畳は逃げません。いつでもオールフリーで伴侶を歓待している。私も共感します。日本の畳の上で死ねたら本望だって...。こんな些細な当り前のことが普段は気が付く余地さえなかった。でも今はしっかり二人は前を見ることが出来ています。彼よりも早死にしないように、もっともっとこれから検査枠を増やして行かないといけない。自分の検査便覧に発破を掛けるのです。