Ss105

 僕はハッする。ある書道家が令和の2文字をたっぷりとした墨汁と筆でしたためている。それが僕の目には今和に見える。目を擦ってもう一回見る。僕はアメリカと中国の関税摩擦を頭に思い浮かべる。制裁を課す措置は本当に有効なのだろうか?大きな大きな疑問符だ。もしも皆が今の和に拘れば地球はもっと棲み易くなる。正しく懇話。今は、和むことの意味が疎んじられているように痛感する。日本のみならず、どの国も同様だ。大国同士の、どうしようもない軋轢の経過だと、ソッコー諦めるのではなく、和むの本当の意味価値にまで言及して行きたく思う。