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 僕のブログがここまで遅くなったことはなく自分でもこの時間帯についてを吟味する。結構いい時間帯かも?って歓待する気持ちと、もうあと五時間もしないうちに、今日は終わっちゃうぞ?っていう焦りに似た鬩ぎ?しかしあと五時間も、まだ今日は君臨するという原理が大勢を占める。僕は今日、新しいスイーツの店を見つけて感動している。なんと初めて行ったにしては、もう何回も訪れているような既在感が生じて自分でも不可思議だった。ケーキと紅茶、ケーキとコーヒー、そのどちらも僕の中で均衡を今まで保っていたものが、紅茶の方に少し傾いてしまう。砂時計を用いて、紅茶の出番を待つことがこんなに嬉しいものなのか、まるで恋人を待つ逢瀬の時間にも匹敵で僕は久々ロマンチックに浸った。カフェで寛ぐことは、なぜこんなにも充実したヒトトキなのか?僕は周囲に目を配る。顧客の中に男性の姿もちらほら混じって僕は安心する。女性だけが、このきらきらしたウィンドーの中からスイーツを選んで、しっとり憩うなんて贅沢過ぎるし、羨まし過ぎる。僕は羨ましいと妬ましいの言葉の違いを詮索した。前者は全身全霊を掛けて相手をいいなっていう眼差しで見つめること、それに対して後者はちょっと違う。ジェラシーが含まれているのだ。僕は女性の生活時間が向上して、一日に何時間もこのカフェで過ごせることが今もって信じられない。しかし事実は動かない。僕の観念を占有し始めている。