ルビー-ウーマンr394 子供二人を抱えることは話しているので、当然分別も絡んで来ます。旅費もないのにどうやって?店は日曜日だけが休みですから、その日の朝出発して、夜には長崎に戻らないといけない。家を空けることは出来ません。やっぱり無理って自分に言い聞かせた時に、ちょっと残念な雰囲気が私の脳裏を駆け巡るのです。このチャンスは逃したくないなって。父にその日、来てもらえば行ける可能性もなきにしもあらずに気が付く。自分にも日帰りの旅位のご褒美は、必要なのでは?と突如思い直すのです。出来れば行くべきは、最後の最後になって申し訳なく出て来た答え。私はこの迷いを結果的に首尾良く突っぱねるのです。携帯電話もないあの時代どうやって連絡を採って迎えに来てもらったのでしょう。固定電話をどうやって応用したのか、全く覚えていないのです。