エメラルド・ウーマンe97 いい家に生まれしかもそれが天下人のお屋敷だったらその生活は生まれた瞬間から違うでしょう。昔は側室に生ませたり、乳母も別にいたりでそこもややこしい。生んでさよならのケースもある。それほど男系に依存というとおかしいけれど女子は蚊帳の外に置かれて視野にも至ってない。しかし天下人の妻子ともなれば大衆は見たいしその後はどうなるの??って昭和大河ドラマも満を持しての出番だったのでしょう。里子は自分がこの道のプロではないもののビッグチャンスを掴んだという暗示を得ます。臼と杵です。二つは密接の関連性で結ばれしかも片一方ないだけで餅つきは出来ない。私はもちろん気根を獲るべく!!とそう思った瞬間でした。女性なら臼を獲るべきでは?と内在する別自己の声に手を止めるのです。気根は確かに同音できねが映える。しかしこれまでの女性川柳の定番であった恋愛記帳路線をあえて採らない方が、歴史的に名前が刻まれるとの含み情報があって、叩くを連想させるきねではなく、柔らかくなった餅米を受け容れる臼の方を選ぶ。人々の好感をより得易いことを理解し呑んだ。じゃあ、臼で行きましょう。ならば杵は別の人が??里子は自分以外、大先輩がいる旨をその時ようやく悟るのです。きねを任されるのはそのベテランの川柳師?里子はまだあの狂歌が気になってその改正版に挑みたいことを彼にソッコー伝え了承を獲ります。狂歌とお別れする意味でもそれが優先順位で上にあったのです。平成があと四ヶ月終わろうとする今、処理することが望ましい.....と。泰平の眠りを覚ますを引用して、平成の眠りをつんざくで始まる狂歌です。