ルビー・ウーマンr301 その頃でした。あたしはテーブルで異なことを耳にするのです。入店して二か月くらいは経過した頃。あゆみが源氏名で私は自分の名前が実は気に入っていたのです。しかし他のホステス達はどこか怪訝に見えた。そこがいまいちわからず時間だけが経過していくその頃、誰かがこう言っているのです。背後に立っていた私は問答無用で下がります。私のことを話しているのではなかったので失敬したのです。昔この店にナンバーワンのホステスあゆみさんがどうもいらっしゃったようでそこを話しているのです。体格もスタイルも良くキュートで接待も上手い。誰が見ても一流!!なぜ、あゆみっていう名前になっているの?あの子?って。私はそういう噂はチラっと聞いたことはあったので、そのまま自然な対応をしていたんですが名前って大事なんだな?を確認し初で源氏名の重要性に気が付くのです。私の場合、名が体を表すになってないんだな?は直感的に飲み込めたのでそのテーブルにそのまま合流しても良かったは良かったんですがやはり気は引けるのです。銀馬車のあゆみ、泥棒貴族のあゆみ、どちらもナンバーワン!!それなのにうちの店のあゆみときたらどうよ??って。普通の感覚の持ち主なら店を辞めてもいい位のバッシングですが、彼女達の言い分も野性味溢れる魅力一杯でこの先、聞いてみる価値はあるって耳を澄ませていたのです。