ルビー・ウーマンr288 これが、無頼派なんだな?はすぐに点灯し、初めて見る人類に心が争奪戦になる。きっと結婚しているに違いない。私だってすでに結婚している。年齢は少し上でしょう。何しろ話し掛けることが出来ません。独特の人間嫌いははなから見えていた。しかし人間嫌いになった経緯を知りたい、何かがあるはずだ、それでも仕事に邁進する姿に有無を言わせない男の強みを見るのです。その当時、洋食、和食のどちらにも板前さんはいて、みんな毎日張り切っているのです。時にはテーブルからお客様に呼ばれます。食事の内訳を説明しないといけない時もあるのです。私は文学と同位なんだな?を初で見るのです。何をモチーフにし、何を材料に、どんな味付けをすればこんな素晴らしい料理が出来上がるのか?私の本分にたちまち影響を与える仕事板前に興味をしんしんとさせるのです。ましてや料理に髪の毛が入っていいわけはなく、ウェイトレスとして髪を整えることは大事中の大事で、それはコック達にも課せられたノルマだったのです。美味しい料理、見た眼が美しい料理、そしてホテルでしか味わえない料理の三つが世の中にはある模様。そして一生、手に入らない経験を積んでいるのは自分だけではない。顧客も一緒に並行しているという仕組みを知るのです。