サファイア・マンs220 こうして夫の転勤で行った当初の頃の作歌活動をしたためている内にも様々な思いに自分がいたんだな♪と当惑も隠せません。まさか、干されるとは思ってはいなかった当初の三か月、そして干された後も私は三年間、みっちり誠心誠意でここへの投稿を継続するのです。自分の真心でした。嫌われたからといって自分の本分をないがしろにすることは最も嫌だったしそういう自分なら何も達成出来ないだろうと宇部にいる間はこの新聞社で替えなかったのです。しかし熊本への転勤を機に朝日歌壇に自分の投稿先を変更しています。初期の私の短歌がこのような環境変遷を余儀なくしたことも今になってみれば良かったなあって大筋ではいい方に捉えています。若い頃は迷うし、いろんな自分の思いの噴出に戸惑う時期なので、今正に短歌や狂歌を執れている自分の方針は間違ってはいなかったのです。短いもの言いでインストラクターの役目も果たして久しい、俳句や川柳も捨てていません。自分の核ではないものの、俳句や川柳の果たせる役割にも注目で、その頃、冷蔵庫の中での世界と子育ての感動を盛んに短歌にしていた自分の姿勢は、投稿によって昇華が果たされて、その事実を鑑みても、記すという作業に籠る作業に目を逸らさずにはいられません。