ルビー・ウーマンr268 魚の煮付けを作りたい気持ちはあるけど、市場の動向がね~って彼女は魚自体のその日の出荷具合を気にしていて、やっぱり煮付けるのなら黒鯛なんか最適。でもね、それがない時も多い。そんなとこまで、気にするタイプのエイミーにようちゃんは頭が下がっていかに自分が自堕落かが鮮明になってしまう場面でした。新大工の市場で電車を降り、そこで買い出しして来るエイミーの心根が凄いと同位に、物の考え方が堅実志向になっていることに気が付き自分との差異に愕然ときます。エイミーならいいお嫁さんになるでしょうし、母親としても万全、それに比べて自分は何て、ズンダレなんだろう?って。長崎弁でだらしのない怠け者をズンダレと呼称しますが、母親になっていながら自分がこの部類であることを痛感するのです。そのふがいなさに滅入る様子に気が付いて、エイミーは明るく、和田〔ワー〕さんには頭があるでしょ?そこを存分に生かせばいいのよ?って。私は一瞬沈黙します。詩歌や文章に興味があって、その活動に邁進していることをエイミーは知っていて励ましてくれている。彼女自身が長い間、指人形の劇に関わって来た造詣の部位になるかなあって。お互いが創作劇や子供の向上心に興味があったという符合になります。