サファイア・マンs206 今ならこの短歌は一秒で弾き出せます。その当時は不可能だったことが可能になったのも、長い間同じ訓練を続けて来た成果です。そこはやはり距離で行く短歌だと思うのです。宇部までの福岡、西中洲からの厳密な距離。そういう数字をあえて採用する短歌作法を執っています。何のノルマも評価もない専業主婦ゆえに、決まりごとを自分に課したのです。連日新聞投稿十二年も続行することが出来てその礎になったのも子供達です。自分を中心に生きているように見えてそうではないことに子供達は薄々、少しずつ気が付いて成長していった証明の部分になるかと.....。なぜ、貴女が執筆しなきゃあいけないわけ?とか、そんなこと世の中の有識者層がやることじゃない?って主婦の方達から疑問を投げ掛けられたことは何度もあります。貴女の仕事は家を守ること、子供を育てること、そして旦那に尽くすことって。今ようちゃんはしたためることを続行して来た自分をヤバクネ?っていたわります。なんで貴女が?とか、なんでそういうこと、しなきゃあいけないわけ?って暴言を吐いた友人たちも、沈黙する一瞬でしょう。人それぞれが生まれた時から業を背負っていて、十人十色だという行。今日からだって表現者になることは一億人体制で可能なのです。