サファイア・マンs199 私が伯母の気性の激しい点、クールで揺らぎのない論点など、今日こそは評価しようと待っていても、即座に裏切るのも目に見えていて、女性特有の思い込みや邪推が顕著なゆえに、同じまな板にはこれは乗せられないな?と回避することも多く、なぜなら女性は先入観意識が強固にあって、これは伯母だけの話に限らない。人生をそういう変調で進む人とは一緒くたには行けないな!!とは思っても時に素晴らしいセリフでようちゃんに迫ってきたりする。冷徹でよどみのないその思想にこっちは面食らったりで、言い換えれば女性とは一貫性のない感受性の強い生き物なのである。そしてたまにいいセリフでこっちを撫でたり刺激したりして来る。かといってそれが一生を左右するような言葉や体裁でもないのだ。女性でありながらようちゃんは自分がこういう不均衡な女性特有のものとは一切関わり持ちたくない希望は前々からあって、伯母が解く、旦那を手の平の上で泳がせて家庭を切り盛りさせよう!!も実は全く肌の中に入れずに来ていたのです。彼女たちの井戸端会議から派生した悶着はいつも正解がなく、マニュアルさえも存在しない広報物。一気に捨てても罰は当たらない位たいしたことはないものの一応教員なのです。耳を澄ませておれば物事の指針にはなるだろうって受話器を引き寄せるのです。