エメラルド・ウーマン《深窓の令嬢ダブリュ―編》〔84〕雨の日はどうしても滑ったり転んだりが多くてコンビニに元気よく入場したかと思ったら、そのガール思いっきり転倒、しかも後頭部を打ったようで今も気に掛かります。里子はそじ坊の雨の日増量サービスに心意気を貰います。麺が増えてどんなにお腹もマンプクになれるでしょう。そのマンプクよりも顧客がじーんと来るのは実は雨の日は顧客の来店も少ない、それなのにそういうサービスに出れるキップだったのです。誰もが苦しい時に自分の身銭を切ってそういうサービスに出る時に勇気も伴うし、それをよしとはしない反対意見もあったでしょう。しかし物事のすべてを判断するのは飲食業の場合、顧客なのだという観点が里子を偶然の発奮に導くのです。サービスの原点には平等であるべくがあって、おてんとうさまの仕業なのなら、皆が平等にそれに服するしかない。この現象を適用した施策の極意に驚くと同時にこれは、川柳の分野でもサービスは何なのか?を定義付けたり契機付けたりするかっこうの場面になっている旨、ヒントを貰うのです。もしかしたら麺は多く欲しくない女性の為にこの特典の替わりになるようなものも要るし、これからの麺屋のあり方について考えているとその山葵、川柳にも欠かせない。鼻翼がツンとして来るのも自然でした。